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「令和3年度地熱資源ポテンシャル調査のための広域空中物理探査」の計画

2021年7月28日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、2021年8月から10月のあいだ、東北地方の「蔵王高原」と、北海道地方の「大雪山(新得・上士幌)」と「阿寒」の計3地域において、地熱資源ポテンシャル調査のためにヘリコプターを用いた広域空中物理探査を実施予定です。
 多くの地熱資源の賦存が見込まれる我が国において、当該資源のポテンシャルの評価に資する情報を幅広く収集し、調査対象地を含む関係者に提供するため、JOGMECは、2013年度よりヘリコプターを用いた広域空中物理探査を行ってきました。

 JOGMECは、2021年度の調査を8月から開始します。「蔵王高原」地域と「阿寒」地域では、「空中重力偏差法探査」という手法を適用します。「大雪山(新得・上士幌)」地域では、「空中重力偏差法探査」に加え、「時間領域空中電磁法探査」という手法を適用します。(調査模式図参照)

 東北地方と北海道地方には地熱資源の有望地域が広く分布し、3地域の調査面積は合計で約3,500平方キロメートルと広範囲に及びます。本年度調査の結果に基づき、既存データや文献と併せて総合的に解釈し、3地域の地熱資源ポテンシャルの評価を効率的かつ精度よく行うことを目指します。

 JOGMECは広域空中物理探査で得られた情報を地熱資源研究者および事業者の申請を受けて提供します。また、得られた調査結果は、地すべり、火山活動等の災害対策や温泉資源把握等の用途にも有用と考えられ、関係省庁や関係自治体、大学等研究機関などにも提供してまいります。

 この調査は地熱資源の分布に関する基礎的なデータの収集を目的としており、ただちに地域の地熱開発につながるものではありません。

 JOGMECは今後も地熱資源開発の促進に貢献してまいります。

参考

調査の概要

1)蔵王高原地域
調査手法:空中重力偏差法探査
調査時期:2021年8月下旬~9月下旬
調査地域の面積:約350平方キロメートル

2)大雪山(新得・上士幌)地域
調査手法:空中重力偏差法探査と時間領域空中電磁法探査
調査時期:2021年9月上旬~10月下旬
調査地域の面積:約1,750平方キロメートル

3)阿寒地域
調査手法:空中重力偏差法探査
調査時期:2021年9月中旬~10月下旬
調査地域の面積:約1,350平方キロメートル

本調査で用いる調査手法と期待される効果

手法 空中重力偏差法探査
特徴 地下の岩石密度分布を測定できる。
期待できる効果 広域的な地質構造(断裂系や断層帯)の把握。
手法 時間領域空中電磁法探査
特徴 地下500m程度までの岩石の電気抵抗の分布を測定できる。
期待できる効果 高温の熱水や蒸気が存在する地熱貯留層上部の帽岩の把握。
防災対策(地すべり地帯の把握)にも活用可能。
手法 空中磁気探査 (時間領域空中電磁法探査と同時に実施)
特徴 岩石の磁気的な性質を測定できる。
期待できる効果 地熱や熱水と関係のある火山岩(地熱変質帯)の分布の把握。

調査位置図

調査位置図

この記事に関するお問い合わせ先

地熱技術部探査課長江

電話 03-6758-8001

総務部広報課尾崎

電話 03-6758-8106

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