平成17年度国家備蓄LPガス約18万トン、サウジ・アラムコ社と購入契約締結、デリバリー関連入札は三井物産が落札
経済産業省は、LPガス国家備蓄基地の3基地(石川県七尾・約25万トン、長崎県福島・約20万トン、茨城県神栖・約20万トン、いずれも地上タンク方式)の平成17年度内完成に備え、平成17年度から段階的に国家備蓄用のLPガスを購入する計画であり、市況への影響を考え、今年度は総量で約18万トン(プロパン約11万トン、ブタン約7万トン)を搬入する計画です。
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC理事長:大澤秀次郎)は、経済産業省の指示を受け、平成17年度国家備蓄LPガス購入に関し、平成17年6月1日、サウジ・アラムコ社との間で約18万トンの購入契約を締結しました。また、デリバリー等については、平成17年6月3日、LPガス民間備蓄義務者を対象に入札を行い、9社が応札、三井物産株式会社が落札しました
JOGMECは今後、三井物産と契約を締結し、基地の完成時期に合わせ、七尾、福島の国家備蓄基地にそれぞれ約9万トンを搬入する計画です。
(1)建設状況
国家備蓄については、1992年6月17日付石油審議会石油部会液化石油ガス分科会報告(LPガス安定供給基盤強化のあり方)を受けて、2010年度に150万トンの石油ガス国家備蓄を達成するべく、現在、5ヶ所(石川県七尾市/地上タンク方式約25万トン、長崎県福島町/地上タンク方式約20万トン、茨城県神栖町/地上タンク方式約20万トン、愛媛県今治市/地下タンク方式約45万トン、岡山県倉敷市/地下タンク方式約40万トン)において国からの委託を受けJOGMECが基地を建設中。
(2)今後の計画
地上タンク方式3基地(七尾、福島、神栖)については、それぞれ、平成17年7月中旬、同年9月末、同年12月末に完成の予定。なお、国家備蓄LPガスの購入については、平成17年度から3年計画で段階的に実施する予定。
この記事に関するお問い合わせ先
広報担当:総務部広報課
電話 03-6758-8106