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ペルーで銅の共同資源開発基礎調査を開始

2005年6月23日

 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC理事長:大澤秀次郎)は、経済産業省の委託を受けて実施している共同資源開発基礎調査で、平成17年6月17日付にて、カナダのノーザンペルーカッパー社(NorthernPeruCopperCorp.)と基本合意書(LetterofIntentandPreliminaryAgreement)に署名し、共同資源開発基礎調査を開始した。
 調査地域は、ペルー共和国アンカッシュ州北部の48km2の範囲(調査地域の名称は「パシュパップ地域」)。地域内では、銅の鉱徴を伴う変質帯が広く分布しており、銅鉱床賦存の可能性が期待されている。
 調査期間は今後4年間を予定しており、地質調査、地化学探査、物理探査、ボーリング調査等を実施し、銅鉱床存在の可能性を評価する。
 JOGMECが同地域において4年間で5.0百万米ドルの探査費用を負担して25,000mのボーリングを実施することにより、プロジェクトの51%の権益獲得の権利を得ることが可能となる。

プロジェクトの概要

1)調査地域
パシュパップ(Pashpap)地域はペルー共和国アンカッシュ州北部、首都リマの北約450kmに位置する山岳地帯で標高2,800‐4,700m。
2)調査内容
調査地域内には斑岩型銅鉱床に特有な変質帯の存在や銅の鉱徴が確認されており、地質調査、地化学探査、物理探査、ボーリング調査を実施することにより、新たな斑岩型銅鉱床発見を目指す。


(参考)
ノーザンペルーカッパー(Northern Peru Copper Corp.)社概要
 カナダ、バンクーバーに本拠地を置く非鉄金属資源の探鉱・開発企業でトロント株式市場に公開。ペルーにパシュパップとエルガレノの権益を保有している。
共同資源開発基礎調査
 我が国の鉱物資源の安定供給の確保を図るとともに、開発途上国の経済発展に資するため、経済産業省からの委託を受けてJOGMECが資源探査実施組織と共同で資源開発調査等を実施するもの。
調査地域位置図

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