国内初のLPガス国家備蓄基地が開所
∼七尾国家石油ガス備蓄基地完成記念式典の開催∼
立地決定から約7年の歳月と約415億円の総事業費をかけて建設を進めてきた七尾国家石油ガス備蓄基地が完成し、操業を開始することに伴い、7月29日(金)に完成記念式典を執り行います。
LPガスの国家備蓄は、1990-91年の中東湾岸危機の経験を踏まえて事業が開始されたものであり、2010年度に150万トンの国家備蓄目標の達成を目指して建設が進められているものです。
- LPガスの国家備蓄は、在庫水準の大幅低下をみた1990-91年の中東湾岸危機の経験を踏まえた1992年(平成4年)の石油審議会石油部会液化石油ガス分科会の報告を受けて事業が開始されたものであり、2010年度に150万トンの国家備蓄目標の達成を目指して基地建設が進められています。
- 七尾基地は、全国5ヶ所(石川県七尾市、長崎県福島町、茨城県神栖町、愛媛県今治市、岡山県倉敷市)において建設が進められている備蓄基地のうちの一つであり、立地決定から約7年の歳月と約415億円の総事業費をかけて建設が進められ、このたび5基地の中で最初に完成を迎えることとなりました。
- 同基地は、平成14年5月に旧石油公団の出資を受けた日本液化石油ガス備蓄(株)が着工、その後の国家備蓄事業の体制移行により、同社の事業を平成16年2月より独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」という。)が承継するとともに、経済産業省からの委託事業として建設工事を継続してきたものです。
- 今回、七尾基地の完成に伴い、経済産業省及びJOGMECは、7月29日(金)に同基地内において完成記念式典を実施いたします。
- なお、同基地には、直径60メートル、高さ45メートル(11階建てビルと同程度の高さ)という日本最大級の5万トンタンクが5基(プロパン3基、ブタン2基)設置され、計25万トンのLPガスが備蓄される予定です。これは、日本全国のLPガス需要の約1週間分に相当し、地上低温タンク方式としては世界最大級の基地となります。
- また、七尾基地に備蓄されるLPガスはサウジアラビアから輸入され、第1船の入港予定は、8月下旬∼9月上旬となっています。
○完成記念式典の日程及び場所
開催日時:平成17年7月29日(金)10:00∼10:50
場所 :七尾国家石油ガス備蓄基地内
石川県七尾市三室町165-1番地
(参考)
■七尾国家石油ガス備蓄基地の概要
貯蔵方式 :地上低温タンク方式
貯蔵能力 :25万トン
(プロパン5万トン×3基、ブタン5万トン×2基)
タンク仕様:平底円筒式金属二重殻タンク
敷地面積 :約28ヘクタール
総事業費 :約415億円
〔式典の日程等に関するお問い合わせ及び取材の申込み〕
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
石油ガス備蓄管理グループ
担当者:望月、飯村
電話:044−520−9337 |
以上
この記事に関するお問い合わせ先
広報担当:総務部広報課
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