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JOGMEC とインド国営企業ONGC Videsh は石油・天然ガスの探鉱開発分野における協力を約束
(JOGMEC とONGC Videsh による共同プレスリリース)

2006年4月21日

 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC理事長掛札勲)及びインド国営石油会社Oil&NaturalGasCorporation(ONGC)の100%子会社でインド国外の石油・天然ガスの探鉱開発活動を担当するONGCVidesh社(OVL。本社ニューデリー。)は、本日、石油・天然ガス分野における相互協力を目的とした基本協定書(MOU)に調印した。署名者はJOGMECの掛札勲理事長及びOVLのR.S.Butola社長。本MOUは、昨年9月に日本国経済産業省とインド石油天然ガス省との間で結ばれた日印両国間のエネルギー協力に関する共同宣言に基づくものである。

 本MOUは石油・天然ガス分野に関連する探鉱開発及び研究開発における事業機会についての相互協力を盛り込んでおり、探鉱開発分野における協力のほか、非在来型燃料を含めた石油・天然ガスの総合的な分野におけるJOGMECとOVL間の協力の促進・拡大を目的としたものである。JOGMECとOVLは、本MOUの目的達成のために、今後密接な協調のもと、本MOUの枠組みに含まれる具体的な協力事業を検討していく。

 JOGMECの掛札勲理事長は、OVLとの本MOUに基づく協力事業の実施を通じ、今後、石油・天然ガスの探鉱開発を実施する日本の民間企業に対し、良好な事業機会の提供が可能となると考えている。

 ONGCグループのSubirRaha会長は、本MOUは、共にエネルギーの輸入国である日印両国のエネルギー安全保障の拡大という目的に沿っているものであり、第三国における石油・天然ガスの探鉱開発分野の日印協力事業の促進に向けての重要な一歩であると語った。
(参考)
ONGC Videsh(OVL)概要
  • インド国営石油会社ONGCの100%子会社で、インド国外の石油・天然ガスの探鉱開発事業を担当する。ONGCは中国企業と並び、近年全世界的に石油・ガス探鉱開発の権益取得活動を積極的に推進しており、今次のMOU締結により、将来的にONGCとの協力の可能性が開けることは大きな意義を持つものと期待される。
  • OVLは、イラン、イラク、ベトナム、キューバ等において海外オペレータ案件を持つ(いずれも探鉱中)。生産資産については3件保有(ベトナム、スーダン、サハリン1)。
  • 現在14カ国に進出しており、2010年までに石油権益を40万bbl/dにまで拡大する方針(現在は11万5千bbl/d)。
  • 2005年の権益取得案件の対象国は中東/北アフリカ(カタール、エジプト、リビア)、西アフリカ(ナイジェリア)、北米(キューバ・メキシコ湾深海)およびベトナム。
  • なお、基本協定書はインド国内の石油・天然ガスの探鉱開発事業についても協力を進めることになっており、その場合は、OVLの親会社であるONGCと協力を進めることとなる見込み。

以上

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