石油天然ガス・金属鉱物資源機構と東京海洋大学が資源エネルギー分野での連携・協力協定を締結
-海洋石油天然ガス及び金属鉱物資源の探鉱・開発・生産分野における研究協力、人材交流・育成等を推進-
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(河野 博文 理事長。以下「JOGMEC」という。)は、国立大学法人東京海洋大学(髙井 陸雄 学長)との間で、5月26日、資源エネルギー分野での包括的連携・協力の推進に関する基本協定を締結した。
本協定の締結により、JOGMECの有する石油天然ガス及び金属鉱物資源分野の探鉱・開発・生産における技術開発等に係る知見・ノウハウ・情報と、東京海洋大学の有する学術研究能力等のポテンシャルを相互に有効活用することにより、単に人材の交流や施設設備の相互利用にとどまらず、共同の研究協力プロジェクトの推進等、我が国の資源エネルギーの安定供給確保に寄与する事業を積極的に推進する。また、JOGMECと東京海洋大学が緊密に連携し、学生や若手研究者の育成を行うことにより、資源エネルギー分野における研究活動を活性化するとともに、研究の実践を通じた研究者・技術者の人材育成を目指す。
今後、海洋石油天然ガスの探鉱・開発・生産事業に関する技術開発分野のテーマを中心にした個別検討会、研究情報の交換、人的交流等を実施し、我が国の資源確保に資する共同研究のテーマを創出する予定である。
東京海洋大学との資源エネルギー分野での連携・協力協定の概要
- 締結日:平成20年5月26日
- 協定書の名称:「国立大学法人東京海洋大学と独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構との間における包括的連携・協力関係の推進に関する基本協定書」
- 締結者:独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 理事長 河野 博文
国立大学法人 東京海洋大学 学長 高井 陸雄
- 連携・協力の分野:資源エネルギー分野での共同研究等の研究協力、人材交流、人材養成、設備利用、情報交換等
- 海洋物理探査に資するための船舶運航支援技術の高度化を目指す。具体的な研究テーマ案として、物理探査船の遭遇海気象の予測技術とウェザールーティング(海気象予測情報に基づく船舶の最適航路選定法)手法の高度化等(添付資料参照)を検討する。
添付資料
JOGMEC と東京海洋大学で検討されている共同研究の内容
海洋での三次元物理探査では、探査船の後方に、地震波を観測する受信機を12.5m 間隔で装着した、ストリーマーケーブルと呼ばれる長さ6,000m 程度のケーブルを10~20 本曳航する。物理探査作業では、このストリーマーケーブルが計画された計測ライン(測線)上にできるだけ正確に曳航されるように、探査船を走行させることが必要である。
通常の操船では、探査船そのものの位置を正確に制御することは困難ではないが、曳航されるケーブルは潮流などの影響を受けて測線から外れることもあり、それにより収録された地震探査データの品質が低下する。現状では、ストリーマーケーブルの位置を測線に正確に沿わせる方法は経験などによる部分も多く、技術的な課題となっている。
現在検討をしている共同研究では、こういった問題を解決し、三次元物理探査に適した操船が可能となるよう、調査域の局所的気象海象データの取得及び解析、船の性能、曳航されるストリーマーケーブルの挙動などを考慮したウェザールーティング技術及びトラッキング技術(気象海象条件などに合わせた最適な航路設定・操船技術)の確立を目指している。
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