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オーストラリアで鉛・亜鉛等の共同探鉱を開始

2008年6月9日

 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC理事長:河野博文)は、平成20年6月6日付けにて、豪州の中堅鉱山会社であるミンコー・リソース社と共同探鉱実施契約を締結し、豪北部準州のジョージナベーズン地域において、鉛・亜鉛等の共同探鉱(JV調査)を開始した。
 本地域の位置する豪州中央部は、2004年の大陸縦断鉄道全通によりアクセスが向上し、豪州に残された数少ない探鉱フロンティアのひとつとして注目を集めている。北部準州政府は鉱業投資促進に積極的であり、今年5月には日本で鉱業投資促進セミナーをJOGMECと共催した。また、本案件の検討段階においてJOGMECは同州政府から資料提供等の協力を得ていた。
 今後、基礎的な調査を行って鉱床発見を目指すが、鉱業先進国オーストラリアに残された数少ないフロンティアにおける調査の成果が期待される。

プロジェクトの概要

1)探鉱地域
 ジョージナベーズン(Georgina Basin)地域は、豪北部準州のジョージナ堆積盆地の南縁に位置する7つの探鉱鉱区(合計約9,500km2)からなる。これらの鉱区は北部準州南部のアリススプリングス市の北東約200~300kmに位置する。2004年にアリススプリングス市からダーウィン市までの路線が開通し、アデレード市とダーウィン市を結ぶ大陸縦断鉄道が全通したことにより、本地域へのアクセスが向上した。


2)契約内容
 JOGMECは2年間で250万豪ドルの探鉱費を負担することにより、本プロジェクトの25%の権益を取得することができる。また、その後1年間で200万豪ドルの探鉱費を負担することを選択した場合、さらに15%(合計40%)の権益を取得することができる。


3)探鉱内容
 本地域ではこれまでの調査により堆積岩に胚胎する鉛・亜鉛鉱化作用が確認されている。今後、地質調査、物理探査及びボーリング調査等により新たな鉱床の発見を目指す。

(参考)


ミンコー・リソース社(Mincor Resources NL)概要

 オーストラリア連邦西オーストラリア州ウエストパース市に本拠地を置く中堅鉱山会社。同州南部のカンバルダ地域で7つのニッケル鉱山を操業するほか、オーストラリア、アイルランド及び南太平洋地域にニッケル、銅、鉛・亜鉛等をターゲットとする複数の探鉱・開発案件を所有する。

調査地域位置図

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