2008年6月12日
(参考)
プロジェクトの概要
旧ソ連邦の解体に伴いカザフスタンのタングステン鉱の生産量は減少し、現在ではタングステン鉱の生産はない。しかし、かって旧ソ連時代にはその生産が知られていたこともあり、タングステンのポテンシャルは高いと考えられ、カザフスタンでのタングステン調査を進めることとした。
1)調査地域
ウシュコル-ムラリ(Ushkol-Mulaly)地域はカザフスタン共和国アルマティ州に位置し、同国南部の主要都市であるアルマティから北に約250kmに位置する。共同調査面積は約450km2。
2)調査内容
ウシュコル-ムラリ地域は、タングステン・金・ビスマスなどの鉱化作用が存在することが旧ソ連時代から知られていたが、十分な調査が実施されていなかった。
本共同調査では、衛星画像解析・地化学探査・トレンチ調査・ボーリング調査などを地質委員会と共同で実施することにより、既知タングステン鉱床の地下深部への連続性の確認、新たな潜頭性タングステン鉱床の発見を目指す。調査期間は3年間で、7月に現地調査を開始する予定。