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JOGMECとペルーペトロが協力事業実施に向けた同意書に署名
-ペルー国営石油会社、ペルーペトロとの協力関係の発展及び探鉱開発事業機会の新規発掘を目指して-

2008年6月20日

 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC:理事長河野博文)は、ペルー共和国の国営石油会社ペルーペトロ(PeruPetroS.A.本社:リマ)と、石油・天然ガスの探鉱開発、技術開発、研修分野等において協力事業を推進する内容の同意書に本日署名しました。署名は、本日午後、都内において、ペルーペトロサバ総裁(Mr.Daniel Saba De Andrea, President of the Board)、JOGMEC河野理事長によって行われました。

 JOGMECとペルーペトロは、今年1月のペルーペトロのサバ総裁来日時より協力事業実施に係る協議を行ってきたところであり、今般、今秋に予定されているペルーでの石油・天然ガス鉱区公開に向けた説明会のために同総裁が再び来日されたのに合わせ、同意書への署名を行うこととしたものです。

 南米産油国のペルーでは、主に北部陸上での重質油を含む油田開発、南部でのガス田開発が現在進められているほか、海域のフロンティア地域での探鉱も今後計画されています。JOGMECはペルーペトロから技術データの提供を受け、同国の石油・天然ガスポテンシャルの評価等を行い、今秋の鉱区開放あるいはその他の機会を通して、我が国企業が同国での探鉱開発事業への参入を希望する場合には、これを支援していく考えです。

 JOGMECはこれまでにリビア国営石油会社(リビア)、ペトロブラス(ブラジル)、ペトロベトナム(ベトナム)等の国営石油会社と同趣旨の包括的協力協定を締結し、共同研究等を進めています。ペルーについても、今後の具体的な協力事業等について協議を行う予定であり、両者の協力関係の発展及び探鉱開発事業機会の新規発掘を目指すこととしています。

以上

*ペルーペトロ(PeruPetro)概要

  • 1993年に、国営石油会社であった「ペトロペルー社」の民営化が決定されたのに伴い、新たに石油・天然ガスの探鉱・生産契約に関する認可業務を行なうために設立された組織。
  • その後、ペトロペルー社の民営化は取りやめとなったため、現在、ペルーペトロ、ペトロペルーの二つの国営石油会社が存在している。
  • 両社の役割分担は、
    ペルーペトロ社は自ら探鉱・開発事業は行わず、石油・ガス部門の管理・監督を担当する政府の一部門として、上流への投資促進を目的とし、外国企業を含む企業との契約交渉及び契約締結に当たっているもの。
    これに対してペトロペルー社は、上流から下流に至るまでの実際の事業を行なっており、ペルー国内の多くの製油所、パイプライン及び一部の鉱区を保有している。

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