サハリン石油ガス開発(株)のサハリン-1プロジェクト・オドプトFSP開発事業への債務保証について
-我が国へのさらなるエネルギー安定供給に寄与-
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC理事長:河野博文)は、サハリン石油ガス開発(株)(SODECO代表取締役社長:梅村美明)がロシア連邦サハリン島大陸棚で推進するサハリン-1プロジェクトにおけるオドプトFSP(First Stage Production)開発事業について、債務保証案件として採択し、平成22年4月7日に債務保証関連契約を締結しました。
SODECOは、サハリン-1プロジェクトに30%の権益を有しています。当該プロジェクトにおいては、先行して開発したチャイウォ構造にて平成17年から原油及びガスの生産を開始し、これまでに2.4億バーレル以上の原油を生産・出荷し、我が国の原油供給源の分散化に大きく貢献してきました。
本案件は、チャイウォ構造の北方に位置するオドプト構造の第一段階の開発であり、平成22年後半に生産開始が見込まれています。これにより、我が国への原油の安定供給により一層貢献することが期待されます。
- 会社概要
- 名称 サハリン石油ガス開発(株)
- 設立 平成7年3月28日
- 本社所在地 日本
- 代表取締役 社長 梅村 美明 氏
- 資本金 22,592百万円
- 鉱区位置 (別添鉱区位置図参照)
ロシア連邦サハリン島大陸棚 沖合約10km
- 権益保有比率
権益保有者 |
権益比率 |
サハリン石油ガス開発(株)(SODECO) |
30% |
ExxonNeftegasLimited(ENL) |
30%(オペレーター) |
ONGCVideshLtd. |
20% |
Sakhalinmorneftegas-Shelf |
11.50% |
RN-Astra |
8.50% |
- 採択日
平成22年2月3日
- JOGMEC債務保証見込額
360百万米ドル(外部借入予定額720百万ドルの50%)
本プロジェクトについては、
(1)技術的事項、(2)経済的事項、(3)政策的事項、(4)事業実施関連事項等の観点からのJOGMEC採択審査基準を満たすと判断されることから、債務保証対象事業として採択することとした。
なお、本プロジェクトの採択に際しては、経済産業大臣と協議し、同意を得ている。
鉱区位置図
この記事に関するお問い合わせ先
広報担当:総務部広報課
電話 03-6758-8106