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JOGMEC、アンゴラ共和国と探査開発を促進する覚書を締結

2010年5月21日

 JOGMEC(理事長 河野博文) は、5 月20 日、アンゴラ共和国地質鉱物・工業省(The Ministry ofGeology, Mines and Industry)と、同国における鉱物資源の探査・開発など資源分野でのより一層の関係強化を図る包括的な内容の覚書(MOU )に署名しました。

 アンゴラは、石油・鉄鉱石・ダイヤモンドなどの産出国ですが、レアメタルやウランなどの鉱物資源ポテンシャルも高く、世界的なレアメタル資源獲得競争が激化する中で、新たな供給国として期待されています。そこで、JOGMECは、2009年12月より経済産業省、外務省、在アンゴラ日本国大使館との緊密な協力関係のもと覚書(MOU)案をアンゴラ政府に提案し、その後、両国間で議論を重ねた結果、覚書(MOU )の内容が合意に達したことから署名の運びとなりました。

 今後、この覚書(MOU)の締結を受けて、両国の関係強化の最初の具体的なプロジェクトとしてアンゴラから地質技術者をJOGMEC ボツワナ地質リモートセンシングセンターに招き、同国の鉱物資源ポテンシャルを評価するための共同解析を本年5 月下旬より開始する予定にしております。
 また、JOGMEC は、この覚書(MOU)に基づき、同国地質調査所などの協力を得て、レアメタル資源の権益確保へむけて民間鉱山会社とのJV 探査プロジェクトの形成を加速できるものと期待しています。

 なお、今回のアンゴラとの覚書(MOU)の締結は、2007 年11 月のボツワナ共和国、南アフリカ共和国、2009 年7 月のザンビア共和国、2009 年12 月のモザンビーク共和国につづいて、南部アフリカ地域では、5 カ国目となるもので、レアメタル等の資源確保を目的としたJOGMEC による「資源国との関係強化」が着実に進んでいることを示しているものと考えています。

(参考)

MOUの骨子

  1. アンゴラへの鉱業探査開発投資促進のための両国鉱業政府関係者の意見交換の実施。
  2. JOGMECによるアンゴラ国内で国内あるいは海外企業等と実施する共同探査事業の支援。
  3. 地質リモートセンシングセンター(ボツワナ共和国)でのJOGMEC とアンゴラ地質専門家によるリモートセンシングによる鉱物資源ポテンシャル評価のための共同解析の実施。

アンゴラの最近の鉱業事情

 アンゴラにおける主な鉱業生産は、石油、ダイヤモンドが生産されているほか、鉄鉱石・マンガン資源も生産されている。鉄鉱石は1960 年代半~1970 年半代半、日本に輸出されていた。
 他方、同国では、超塩基性岩に伴うニッケル、クローム、銅の賦存が知られており、白金族のポテンシャルもあるとされている。また、アンゴラ共和国の東部地域は、世界的に有名な銅鉱床地帯の一つであるカッパーベルト(ザンビア共和国-コンゴ民主共和国に分布)の西方延長にあたることから、大規模銅鉱床の発見が期待される。
 1975 年独立以来の長期にわたる内戦により経済は極度に疲弊したが、石油、ダイヤモンド等の鉱物資源に恵まれている他、農業、漁業等の潜在能力も高い。特に石油については、ナイジェリアに並ぶサブサハラアフリカ最大の産油国であり、当面は石油に依存した経済発展が続くと見られる。なお、2007 年1 月には石油輸出国機構(OPEC)に加盟し、2009 年は議長国を勤めた。一方、アンゴラ政府は石油依存型経済からの脱却を図るため、農林水産業、製造業の振興等の産業多角化も図っている。
 2007 年のGDP は1,139 億US$(購買量平価)で、GDP 成長率は14.8%(2008 年:世銀)と高い水準を示している。輸出 742.08 億ドル、主要輸出相手国は、米国(34.9%)、中国(32.0%)、仏(6.4%)、オランダ(3.3%)。
(外務省ホームページ「各国・地域情勢 アフリカ アンゴラ共和国」より抜粋)

ボツワナ地質リモートセンシングセンター

 ボツワナ共和国では、2008年7月にJOGMECと同国地質調査所の共同事業として地質リモートセンシングセンターを開設。JOGMECは現地に職員を常駐させ、同国の地質技術者への技術移転と共同解析を実施しています。
 同センターでは、2009年度より、その活動範囲を南部アフリカ開発共同体(SADC)諸国へ拡大して、更なる共同探査の形成を目指しています。具体的には、2009年7月27日から1週間にわたり同センターでセミナー及びワークショップが開催され、これにはボツワナ関係者以外にSADC加盟国関係者22名が参加し、参加者から好評を得ました。また、ザンビア共和国およびモザンビーク共和国の地質技術者に対して、技術移転と共同解析を実施しました。

JOGMECと南部アフリカ諸国との基本合意書の締結一覧

No. 相手国 締結時期 署名者  
1 ボツワナ共和国 2007年11月16日 カゴ・モシャシャネ
鉱物エネルギー水資源省次官代行
理事長 掛札勲
2 南アフリカ共和国 2007年11月16日 スィベディ・ラモンジャ所長
南アフリカ共和国地質調査所

吉川弘之理事長
曽良達生副理事長
独立行政法人産業技術総合研究所
理事長 掛札勲
3 ザンビア共和国
鉱山・鉱物開発省商務・貿易・産業易省
2009年7月22日 マックスウェル・ムワレ
鉱山・鉱物開発大臣

フェリックス・ムタティ
商務・貿易・産業大臣
理事長 河野博文
4 モザンビーク共和国
鉱物資源省
2009年12月9日 エスペラン・ラウリンダ・ビアス
鉱物資源大臣
理事長 河野博文
5 アンゴラ共和国
地質鉱物・工業省
2010年5月20日 ジョアキン・ドゥアルテ・ダ・コスタ・ダビド
地質鉱物・工業大臣
理事長 河野博文
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