モザンビーク共和国でヴァーレ社とニッケル‐銅‐白金族共同探鉱契約を締結
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC 理事長:河野博文)は、2010年10 月29 日付けで、ヴァーレ社(Vale S.A.)の現地子会社とモザンビーク共和国北部カボ・デルガド州におけるニッケル-銅-白金族を対象とした共同探鉱契約を締結しました。 この契約では、鉱区所有者であるヴァーレ社が探鉱のオペレーター行い、JOGMEC は初期探鉱費を負担します。
ヴァーレ社とはこれまでにブラジルにおいて共同探鉱を実施してきており、さらにアフリカにおける戦略的パートナーとして相互協力を促進するための覚書を2008 年5 月14 日に締結しました(同日ニュースリリース参照)。この覚書に基づき、ヴァーレ社はボツワナにあるJOGMEC 地質リモートセンシングセンターへ技術者の派遣、南部アフリカ諸国における解析作業、共同探鉱に関する協議を進めてまいりました。その結果が今回の探鉱契約の締結へと繋がりました。
なお、現在両者で実施している共同探査事業はブラジルに続き2件目となります。
(参考)
■ヴァーレ社
時価総額で世界第2位の金属資源開発会社。5大陸の30ヶ国以上で活動しており、製鋼の主要原料となる鉄鉱石とペレットの生産で世界最大であるとともに、ステンレス鋼、航空機、携帯電話、ハイブリッド車用特殊電池等に必要なニッケルの生産で世界第2位の会社である。また、ヴァーレ社はマンガン、合金鉄、石炭、コークス用炭、ボーキサイト、アルミナ、アルミニウム、銅、コバルト、白金族、及び肥料等、世界の工業、及び食糧生産業にとって重要な原料を生産している。
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