(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(理事長:河野博文)はカナダ天然資源省(Natural Resources Canada)と共催で、「メタンハイドレート資源開発国際シンポジウム:マリックから南海トラフへ」を11月15日(月)~11月17日(水)の3日間の日程で、国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催致しましたのでご報告します。
メタンハイドレートは将来の天然ガス資源として注目されていますが、弊機構としては、開発研究において世界のトップランナーと認識されている日本で本シンポジウムを開催することにより、メタンハイドレート開発における日本のプレゼンスを国内外に示すことを開催目的にしました。
初日(11月15日)は、基調講演に引き続き、日本国外(米国、インド、韓国など)のメタンハイドレート開発に対する取り組みの発表が行われました。2日目・3日目(11月16日・17日)には、2007、2008年に弊機構がカナダの協力を得てカナダMallik地域にて世界で初めて減圧法により連続したメタンガス生産に成功した陸上産出試験の詳細結果発表や、これまで日本が挙げてきた成果についての発表に加え、今後実施を予定している日本周辺海域における海洋産出試験についての発表が報告されました。
本シンポジウムは英語を正式言語としましたが、3日目(11月17日)には、一般聴講者向けの日本語セッションも並行して開催しました。
今回のシンポジウムへの参加者は329名、うち海外から76名の参加があり、参加国数は22カ国でした。
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