JX日鉱日石開発株式会社の西オーストラリア海上における石油等の探鉱事業への出資について
-同社の重点事業地域における資産拡大に寄与-
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、理事長:河野 博文)は、JX日鉱日石開発株式会社(代表取締役社長:古関 信 氏)が子会社を通じて西オーストラリア海上WA-412-P鉱区で実施する石油等の探鉱事業について、75%出資案件として採択しました。
同社の子会社であるジャパンエナジー・イーアンドピー・オーストラリア・ピーティーワイ・エルティーディ(JAPAN ENERGY E&P AUSTRALIA PTY LTD )は、平成 20 年 6 月、北西大陸棚沖合の WA-412-P 鉱区を取得し、オペレーターとして探鉱作業を実施中です。JOGMEC は、この子会社に対して出資を行う予定です。
本鉱区は、周辺に複数の油ガス田が存在する有望なエリアにあり、相当規模の埋蔵量の発見を目指しています。同社は、北西大陸棚エリアを中心に原油の安定的な生産を継続するとともに、さらなる探鉱活動により事業推進を図ることとしており、本プロジェクト成功の際には、同社にとって更なる事業拡大の好機となることから、本邦企業の石油・ガス探鉱開発事業の発展に寄与するとともに、原油輸入の9割近くを中東地域に依存している我が国のエネルギーセキュリティ上の大きな効果が得られることが期待されております。
以上
名称 |
JAPAN ENERGY E&P AUSTRALIA PTY LTD |
設立 |
2008年7月1日 |
本社所在地 |
オーストラリアパース |
代表取締役社長 |
大石長造氏 |
機構出資比率 |
今後JOGMECは対象事業費の75%を出資予定。なお、出資に際して普通株式の引受は50%未満とし、残りは無議決権株式の引受により行う。 |
権益保有者 |
権益保有比率 |
JAPAN ENERGY E&P AUSTRALIA PTY LTD |
(オペレーター)100% |
2)JOGMEC出資見込額(2011年から2012年までに想定される出資額合計)
本プロジェクトについては、
(1)技術的事項、(2)経済的事項、(3)政策的事項、(4)事業実施関連事項等の観点からのJOGMECの採択審査基準を満たすと判断されることから、出資対象事業として採択することとした。
また、期待される石油ガス埋蔵量が大きいこと、オペレーター案件であることから、75%出資対象案件として採択することとした。
なお、本プロジェクトの採択に際しては、経済産業大臣と協議し、同意を得ている。
以上
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