三井石油開発株式会社のインドネシア共和国海上における石油等の探鉱事業への出資について
-同社の東南アジアにおける資産拡大に寄与-
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、理事長:河野 博文)は、三井石油開発株式会社(MOECO、代表取締役社長:香川 幸之氏)が子会社を通じてインドネシア共和国海上ツナ(Tuna)鉱区で実施する石油等の探鉱事業について、75%出資案件として採択しました。
MOECO は、平成 18 年に実施されたインドネシア共和国公開入札において、英国の石油開発会社プレミア・オイル・ピーエルシー(Premier Oil Plc)と共同で参加し、平成 19 年 3 月にツナ鉱区を落札しました。
MOECO は、本プロジェクト推進のため、当該鉱区の権益を保有するモエコツナ石油株式会社を設立し、探鉱作業を実施中であり、JOGMEC は同社に対して出資を行う予定です。
今回MOECO が取得した鉱区周辺は、複数の油ガス田が存在する有望なエリアであり、相当規模の発見を目指しています。また、本プロジェクトは、同社にとってインドネシアにおける更なる事業拡大の好機であり、東南アジア地域における本邦企業の石油・ガス探鉱開発事業の発展に寄与し、成功の際には、原油輸入の 9 割近くを中東地域に依存している我が国のエネルギーセキュリティ上の大きな効果が得られることが期待されております。
以上
名称 |
モエコツナ石油株式会社 |
設立 |
2007年3月9日 |
本社所在地 |
日本 |
代表取締役社長 |
香川幸之氏 |
機構出資比率 |
今後JOGMECは対象事業費の75%を出資予定。なお、出資に際して普通株式の引受は49%を上限とし、残りは無議決権株式の引受により行う。 |
権益保有者 |
権益保有比率 |
Premier Oil Tuna B.V.※(オペレーター) |
65% |
モエコツナ石油株式会社 |
35% |
※Premier Oil Plc(英)子会社
2)JOGMEC出資見込額(2011年から2013年までに想定される出資額合計)
本プロジェクトについては、
(1)技術的事項、(2)経済的事項、(3)政策的事項、(4)事業実施関連事項等の観点からのJOGMECの採択審査基準を満たすと判断されることから、出資対象事業として採択することとした。
また、期待される石油ガス埋蔵量が大きいこと、カントリーリスクが高いことから、75%出資対象案件として採択することとした。
なお、本プロジェクトの採択に際しては、経済産業大臣と協議し、同意を得ている。
以上
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