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JOGMEC、ウズベキスタンにおけるウラン・レアメタルの探査・開発に参入へ

2011年2月8日

 2月7日、JOGMEC(理事長:河野博文)とウズベキスタン地質鉱物資源国家委員会(以下、地質委員会)は資源探査・開発に係る基本合意書に調印した。平成21年度以降、JOGMECは地質委員会と共同で黒色頁岩型ウラン鉱床等の発見が期待される鉱区で探査を実施してきた。その実績を踏まえ、JOGMECは、より経済性が期待出来る鉱区におけるウラン・レアメタルの共同探査の実施を提案した。これらの文書は、カリモフ大統領の公式訪日に際し、合意に至ったもの。

(参考)

1.各MOU の概要

  1. ウラン鉱床探査・開発に関する基本合意書-JOGMEC-地質委員会-
    (MOU の内容)
    • ウズベキスタン中央部における 2 地区の探査・開発に関する協力を検討。
    • ジョイントベンチャーへの日本企業の参入機会を検討。他
  2. レアメタル鉱床の探査・開発に関する相互協力関係の確立に関する基本合意書-JOGMEC-地質委員会-
    (MOU の内容)
    • レアメタル鉱床の探査・開発に関する協力。
    • ジョイントベンチャーへの日本企業の参入機会を検討。他
  3. ウラン鉱山廃さいからのレアメタルの回収に係る共同研究に関する基本合意書-JOGMEC-地質委員会-ナボイ鉱業・製錬コンビナート-
    (MOUの内容)
    • ウラン廃さいからレアメタルを回収する共同研究開発を行う。
    • 日本企業とナボイ鉱業・製錬コンビナートによる、ウラン廃さいからのレアメタルの回収に関するジョイントベンチャー設立機会の創出。他

2.ウズベキスタンの資源

  1. ウラン資源
     ウズベキスタン共和国の、ウラン資源量は 11.1 万トン(世界 11 位;IAEA レッドブック 2009)で 2009 年には 2,429トン(世界第 7 位;WNA)を生産した。同国のウランはすべてナボイ鉱業・製錬コンビナート(NMMC)が所有する鉱山から採掘されている。
  2. レアメタル資源等
     ウズベキスタン共和国ではモリブデン、タングステン等のレアメタルが採掘され、タンタル、ニオブ、レニウム、レアアース等の賦存が知られている。
以上

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