独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、理事長:河野 博文)は、ベトナム社会主義共和国のベトナム石油研究所(Vietnam Petroleum Institute、VPI、本社:ハノイ)(*1)と共同で、同国国営石油ガス会社ペトロベトナム(Vietnam Oil & Gas Group、本社:ハノイ)が国内に保有するガス田へのJAPAN-GTLプロセス(*2) の適用性に関する共同スタディ実施契約書に調印いたしました。
今回の契約は、2007年に国営石油ガス会社ペトロベトナム(Vietnam Oil & Gas Group)と締結した石油・天然ガス探鉱開発等に係る包括的協力事業に関する協定書(MOU)の傘下契約の1つとなり、ペトロベトナムとの連携を基盤に、上流事業へのGTL技術の展開を進め、ベトナムにおけるGTLの事業化1号機を目指すとともに、ガス田鉱区の権益獲得を目指します。
JOGMEC とベトナム石油研究所は、JOGMEC の研修事業、共同セミナーの開催等を通じて協力関係を構築してきましたが、本契約書の締結により、今後ベトナムでの石油・天然ガス探鉱開発分野における研究開発事業において更なる協力関係が構築されることとなり、今後両者の協力関係の益々の発展が期待されます。
以上
*1 ベトナム石油研究所(Vietnam Petroleum Institute、VPI)概要
ベトナム国営(100%)石油ガス会社であるペトロベトナム(Vietnam Oil & Gas Group)の子会社であり、石油・ガスの探鉱・開発・精製・石油化学に関する研究を担う。
*2 JAPAN-GTLプロセス
JOGMECと日本GTL技術研究組合が共同開発している日本固有のGTL技術であり、日本海側に位置する新潟市で、500bpd(80キロリットル)の実証運転をとおして事業化にむけた実証運転を実施中。