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志布志国家石油備蓄基地(鹿児島県東串良町及び肝付町)における総合防災訓練の実施について

2012年11月12日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)が国から委託を受けて管理している志布志国家石油備蓄基地において、11月7日、石油コンビナート等災害防止法に基づく志布志地区総合防災訓練が、以下の想定で実施されました。
(1)午前9時、日向灘沖を震源とする震度5強の地震が発生、同時に津波警報発令、基地内人員はすべて指定避難場所に避難。
(2)大隅肝属地区消防本部、東串良町の要請により、県防災ヘリを飛行させ、地震・津波の情報を収集。
(3)津波警報解除後、タンク元配管から原油が流出し、防油堤内、タンク屋根上で火災が発生。

 訓練には警察や地元消防団等総勢311名の防災関係者と38台の車輌等が参加し、油漏れ対応の初期活動としてのガス検知訓練、簡易油回収装置の設置訓練、防油堤内の火災防止のための泡放射(泡シール)訓練、負傷者救出訓練、地元消防団による土嚢構築訓練等が行われ、最後に防油堤内やタンク屋根上の火災を想定した高所放水車、化学消防車、放水砲からの一斉放水訓練を実施後、11時25分、無事終了しました。

志布志国家石油備蓄基地の概要

 同基地は、平成5年12月に完成。鹿児島県志布志湾内に位置しており、良好な港湾条件に恵まれています。 また、日南海岸国定公園の一部であるため、周囲の景観を損なわず、美しい自然環境との調和を図るため、出島方式を採り、景観への配慮とともに充分な環境保全対策が講じられています。本年10月現在、442万klの原油が保管されています。
  • 泡放射砲訓練

  • 応急救護訓練

  • 一斉放水訓練

  • 訓練参加者

この記事に関するお問い合わせ先

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