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【第3回】SDGs COLLECTION

カーボンニュートラル推進本部総括・企画チーム CCS推進グループ総括・国際連携チーム 人事部ダイバーシティ推進室 西岡 さくら

お話を聞いたのは

カーボンニュートラル推進本部総括・企画チーム CCS推進グループ総括・国際連携チーム 人事部ダイバーシティ推進室 西岡 さくら

大学での勤務を経て2013年入構。資源外交、経営企画等の業務を経て、2020年よりCCS推進グループ、2021年よりカーボンニュートラル推進本部にて現職。博士(社会科学)

人々が幸せに暮らせる社会をつくるひとつの原動力になりたい

 CCSという言葉を聞いたことはありますか?
 CCSとは、二酸化炭素(CO2)を回収し、地中に貯留する技術です。2015年のパリ協定で合意された「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて1.5度に抑える」という目標の達成に不可欠とされている重要な技術です。
 CCSを推進するうえでは、CO2をどこに貯留するか、どのように経済性と両立させるか、そして国内だけでなく国際的な枠組みで、どのように制度を策定するかも喫緊の課題です。そうした環境の中、CCS推進グループでの私の役割は、主に2つあります。

 1つ目は、CCS 事業が先行しているヨーロッパ、アメリカ、カナダ、オーストラリアでのCCS動向の情報収集、調査、分析。2つ目は、世界全体でCCSを普及させるための国際連携。これには、CCSによるCO2削減量算定の国際的なルールづくりの推進も含まれます。気候変動は国境を超えた問題なので、CCSも世界全体で協調して進める必要があります。
 CCSプロジェクトの成功に国際連携は不可欠です。CCSは、数十年単位のスパンで多様なステークホルダーが関わる規模の大きな事業で、いまのところ確立したCCSのビジネスモデルは存在していません。課題を一つひとつクリアするためには、国際連携による制度設計や技術の知見の共有が鍵です。

 私は元々、アメリカの大学で音楽を専攻し、長年、多様な人種、文化の人々と音楽を一緒に作っていました。機構職員としては珍しい経歴だと思います(笑)。このユニークな経験は、個性豊かなチームメンバーとの協力やさまざまな国や地域、関係機関との国際連携業務にとても役立っています。
 目下、メンバーが一丸となって取り組んでいるのがCCSガイドラインの作成です。これは、日本企業がCCSを実施するうえで、JOGMECとして推奨する作業指針を示すもので、CCS普及の後押しになれば、という想いで作っています。メンバーがそれぞれの強みを活かし、試行錯誤しながら協力して仕事を進めるプロセスは、音づくりととても似ています。

 CCS推進グループ以外にも、JOGMECが組織全体でカーボンニュートラルを推進するための企画立案をするカーボンニュートラル推進本部にも所属しています。資源業界の方々との意見交換や横連携の強化を目的としたイベントの開催などを行い、2050年のカーボンニュートラル達成に貢献するべく日々活動しています。
 このように、エネルギーと地球環境問題という非常に重要な事業に関わっていることから、小学1年生と保育園児の2人の子どもにも、気候変動などについて話して聞かせることがあります。先日、出勤しようとしていると、子どもが「お母さんは二酸化炭素を急いで埋めにいかないといけないんだね!」と送り出してくれたので、子どもなりに私の仕事を理解してくれているのだなとうれしく思いました。気候変動とエネルギーに対する意識がこうして若い世代に受け継がれていくことを少し誇りに思ったりします。

 今後もJOGMECの強みを活かし、国際連携によるCCSの普及に取り組むことで、エネルギーの安定供給に貢献していきます。
  • 10月20日に開催された「Japan-Asia CCUS Forum2021」では、西岡自身も講演者としてスピーチ

  • カーボンニュートラル推進本部ではJOGMEC 内外問わずさまざまなイベントを開催。裏方に回り、イベントの運営をサポート

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