地熱資源ポテンシャル調査の一環として、調査エリアにおいて電磁探査(MT法)[(2)参照]のセッティング作業を行う調査団一行
中央の測定機から方位と距離を正確に測り、地下の電磁特性を捉える計8個のコイルと電極を、東西南北に埋設する
朝一番にルートや調査ポイントを全員で確認。山での調査には危険が伴うため、単独行動を原則禁止にしている
熊との遭遇に備えて猟友会のハンターが同行。調査員も熊よけの鈴や撃退スプレーを携帯
沢が地面を削り、地層や岩石が地表に露出している。これを「露頭」と呼び、丁寧に観察することで、地域の地質や成り立ちを知ることができる
地熱活動によって岩石が白く変質した地帯の例。激しい噴気を上げている。このような「変質帯」や「噴気帯」を発見することがポテンシャル調査の第一歩だが、今回の調査地域にはこのような分かりやすい場所はほとんどなく、丁寧な調査が必要
木々が生い茂る山の中や、急勾配な斜面など道なき道を進む
ハンマーで露頭から岩石をはがして観察
時には1日10km以上の山道を歩く。道具や採取した試料、食事や飲み物などを入れるザックは欠かせない
沢に流れ込む温泉水を発見
温泉からの沈殿物を触りながら確認
議論しながら露頭を観察。岩石の種類や断層の有無、変質状況などを記録
調査中に野生のシカと出会う一幕も