メタンハイドレートとは?
メタンハイドレートとはその名の通り、天然ガスの主成分である「メタン」が、水分子がつくるカゴ構造で取り囲まれた物質です。体積の160~170倍のメタンを取り込むことができ、小さな体積から多くのエネルギーを生み出すことができます。また、メタンハイドレートを燃やした場合に排出されるCO2は、石炭や石油を燃やすよりも約30%少ないという特徴もあり、環境にもやさしいエネルギー資源として期待されています。上の白い塊が人工のメタンハイドレート結晶。
地表の温度・圧力では、この物質は水とメタンに分解し、そのメタンに火がついて燃えている。
メタンハイドレートの結晶構造(正十二面体の小さいカゴ)。
緑三角はメタン分子、赤球は水分子。水分子がカゴ構造をつくり、その中にメタン分子が含まれる。