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メタンハイドレート研究開発最前線(1)

メタンハイドレート研究開発最前線メイン画像

深海に眠る未来の国産資源!? メタンハイドレート研究開発最前線

かねてよりエネルギー資源が乏しいと言われてきた日本。
そんな中、期待されるのが「メタンハイドレート」。
「燃える氷」とも呼ばれるメタンハイドレートは日本の周辺海域、深海の海底面下に広く存在することが確認されており、
国産資源として活用することを目指し、20年以上前から国家プロジェクトとして研究開発が進められてきました。
JOGMECも参画するメタンハイドレート研究開発プロジェクトの全貌と最新動向を紹介します。

メタンハイドレートとは?

 メタンハイドレートとはその名の通り、天然ガスの主成分である「メタン」が、水分子がつくるカゴ構造で取り囲まれた物質です。体積の160~170倍のメタンを取り込むことができ、小さな体積から多くのエネルギーを生み出すことができます。また、メタンハイドレートを燃やした場合に排出されるCO2は、石炭や石油を燃やすよりも約30%少ないという特徴もあり、環境にもやさしいエネルギー資源として期待されています。

火の画像

上の白い塊が人工のメタンハイドレート結晶。
地表の温度・圧力では、この物質は水とメタンに分解し、そのメタンに火がついて燃えている

分子の画像

メタンハイドレートの結晶構造(正十二面体の小さいカゴ)。
緑三角はメタン分子、赤球は水分子。水分子がカゴ構造をつくり、その中にメタン分子が含まれる。

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