JOGMEC 独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構

ホーム >  刊行物 >  広報誌:JOGMEC NEWS >  広報誌:JOGMEC NEWS vol.74 >  エネルギーの現場で働く プロフェッショナル図鑑

エネルギーの現場で働く プロフェッショナル図鑑

谷田 春香 氏 写真

谷田 春香[洋上風力事業部 企画課・調査課]

エネルギー自給率向上に向けたJOGMECの新事業・洋上風力に立ち上げから携わっています。

 近年、日本の再生可能エネルギーの切り札として注目されている、洋上風力。私が所属する洋上風力事業部では、発電事業者の方々が国の公募(注1)に手を挙げる際に必要な情報を収集するため、海底地盤・風況・気象海象に関する初期調査を実施しています。また、私は洋上風力事業部の中で調査課と企画課を兼務しており、調査課では調査会社へ委託する際の契約実務、企画課では予算管理や情報収集を担当。どの業務も洋上風力事業について深く理解していないとできない業務ばかりなので、日々、関係の方々へのヒアリングなどを通じて勉強させていただいています。

 私と洋上風力事業の関わりは、JOGMECが洋上風力を業務として扱うために必要な法改正に関するプロジェクトがきっかけでした。このプロジェクトが立ち上がった時には、まだ洋上風力事業部が発足するか確定していませんでした。なぜJOGMECが洋上風力の調査をする必要があるのか、具体的にどのように法律に記載されるべきなのか(注2)などの数々の議論の末に法改正が確定したころ、洋上風力事業部の立ち上げメンバーへの打診をいただき、二つ返事で引き受けました。法律の条文が作られる過程に関わることができたのは、貴重な経験だったと感じています。

 今後は、留学や海外勤務なども経験しながら、幅広い視野を養いたいと考えています。その目標に向けて、現在はJOGMECの研修制度の一つであるオンライン英会話を積極的に活用しています。自信を持って仕事で英語を使えるようになり、日本やJOGMECを海外から見ることで、カーボンニュートラル達成におけるJOGMECの役割を自分なりに考えてみたいと思います。

(注1)日本の洋上風力発電の案件形成においては、国が指定する区域において公募を実施し、発電事業者を選定します。
(注2)独立行政法人の名称、目的、業務の範囲などは法律で定められています。
  • 洋上風力事業の推進に向けて、事業者や専門家などさまざまな意見に耳を傾け、多角的な視点を持つように心がけています。

  • ノルウェーで開催されたFloating Wind Days 2023でJOGMECを紹介。イベントには20カ国から700名以上が参加。

ある日のスケジュール

9時00分~9時30分
メールチェック、資料作成など、1日の業務の事前準備を行う。

9時30分~12時30分
調査課内で行われる会議に参加。その後、調査会社との打ち合わせを通じて調査の進捗確認を行う。

13時30分~15時00分
15時から参加する海外政府機関との打ち合わせに向けて、洋上風力関連の海外動向調査を行う。

15時00分~17時00分
欧州を中心とした海外政府機関との打ち合わせに出席。実務レベルまで踏み込んだ意見交換を行う。

独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構
(法人番号 4010405009573)

〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング 16階(JOGMEC 総合受付)
電話(代表)03-6758-8000

Copyright© Japan Organization for Metals and Energy Security All Rights Reserved.